2025年6月21日(土)のメンテナンス失敗、その後
昨日・2025年6月21日(土)は、「LIBERA TOKYO」のメンテナンスに失敗したことで、「LIBERA TOKYO」をご利用いただいている皆様はもちろんのこと、「LIBERA TOKYO」と連合していただいている各Fediverseサーバの運営並びにユーザの皆様に対し、多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。
誠に申し訳ありませんでした。
先ほど、どうにか正常動作にこぎ着けることが出来ました。「LIBERA TOKYO」をご利用の皆様、ご利用の再開をお願いします。
今回のメンテナンス失敗の原因
完全に技術よりの話になってしまいますが、今回は複数の要因により、メンテナンス失敗とその後の調査の長期化を招きました。
今回導入したMastodon本体プログラム
「Mastodon v4.4.0-beta.2+glitch」を導入しました。
なお、素のMastodonではなく、「Mastodon Glitch Edition」という改造プログラムを用いています。
更新に成功しなかった理由
「LIBERA TOKYO」で用いているサーバOSはUbuntu 22系となっております。
諸事情によりUbuntu 24系に更新できていないのですが、それにより、Mastodonが依存する一部のモジュールにおいて、「Mastodon v4.4.0-beta.2+glitch」を動作させるのに最低限必要なバージョンを適用することが出来ず、正常動作できない状態となっておりました。
具体的には、次のモジュールのバージョンを手動で上げる必要がありました。
- Ruby
- 3.4.2 → 3.4.4
- Redis
- 6.0.16 → 6.0.20以上(今回は8.0.2を導入した)
- libvips
- ? → 8.16.0
特に、Redisのバージョンが低かったことについてはなかなか気づきませんでした。Mastodon本体更新後、Sidekiqというバックグラウンド処理に必要なモジュールが正常に動作しなくなっていたのですが、それの原因がRedisのバージョン不足だと気づくのに時間が掛かってしまいました。
最悪の場合、VPSを追加で契約してそこにMastodonサーバを構築し、バックアップデータを載せ替えることも検討しなければならないと覚悟していましたが、どうにか問題解決してほっとしております。
公開日: 2025/06/22 0:07
更新日: 2025/06/22 8:59
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